キメコミという手法は、下絵を描いた発砲スチロールのパネルにカッターで切り込みを入れ、その部分に布を埋め込んで作る手法です。
元々は「木目込み」という、木型に布を埋めて作る手法です。
これは、今からおよそ260年前の江戸元文年間に、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という人が作った小ぶりの人形「木目込み人形」が始まりとされています。
坪島さんが描くのは平面的な世界ですが、この手法により、もこもことした独特な風合いが出来るのが特徴となっています。
今回、露地では「秋の食材」をテーマに、今までに見たことのない華やかな作品が展開されています。
期間中、展示&販売も行いますのでご興味のある方はぜひご来店くださいませ。
坪島美里プロフィール
1977年生まれ
東洋美術グラフィックデザイン科卒
5年間のデザイン事務所を経てパレットクラブに通う。
以降、布を使った「きめこみイラストレーター」として活動開始。
雑誌、情報誌、装丁などで活躍中。
ホームページ
http://www.kimekomihouse.com/